クリスタルチャペルコンサート
佐野健二のリュート音楽の楽しみ 2000年
演奏風景、解説、プログラム

"No.35-Mujigen Harmony 夢次元の調べ"
2000.9.14.


平井満美子/ソプラノ
佐野健二/6コースリュート、ヴィウエラ、Fリュート、オルファリオン、
7コースリュート、バロックリュート、アーチテオルボバート、アーチリュート
佐野俊郎/夢次元彫刻

2000.9.14.2000.9.14.


 佐野健二のリュート音楽の楽しみ第35夜は、「夢次元の調べ」と題し、佐野俊郎の作品(アクセサリー、彫刻、ランプ、燭台)の中でのコンサートです。楽器、はアーチリュート2台、バロックリュート、オルファリオン、6コースリュート、7コースリュート、Fリュート、ヴィウエラと8台を展示して全部演奏に使います。イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアのルネサンスからバロック期の名曲を、各々の国とそれぞれの時代で使われていた楽器の響きでお楽しみ下さい。
 この企画を考えた時はなかなか面白いと思ったのですが、調弦の事を考えると気が滅入ってしまいました。8台の楽器に張ってある弦を数えたら126本あります。リュート奏者はその昔、60年間生きたとしたら40年は調弦に費やしただろうといわれていたのです・・・。



programme

プレリュート Prelude from BWV998 / Johann Sebastian Bach バッハ

《6-course lute in G》
リチェルカーレ Recertata / Joan Ambrosio Dalza ダルツァ
愛の証はいとしい人 Madonna, quel certezza / Phillip Verdelot ヴェルデロ
花咲く日々に Tant que vivray / Claudin de Sermisy セルミジ

《6-course viuhela in A》
ファンタジア Fantasia XXII / Luis Milan ミラン
愛を征服 Al amor quiero vencer / Villancico en castellano / Luis Milan

《7-course lute in F》
森よ、岩よ・・Woods, Rocks, and Mountain / Robert Johnson ジョンソン

《9-course orpharion in G》
運命の敵 Fortune my foe / John Dowland ダウランド
私の嘆き If my complaint / John Dowland

《7-course lute in G》
ロビンは緑の森へ去った Robin is to Green wood Gone /Anon. 作者不詳
ニンフよ安らかに Rest Sweet Nimphs / Francis Pilkington ピルキントン

Interval 休憩

《13-course baroque lute in d》
シャコンヌCiacona / Silvius Leopold Weiss ヴァイス

《14-course architeorbate in G》
なぜ偉大な美は高潔な名声を Why should great beauty ・・・ / William Lawes ロウズ
ため息も 涙も 悲しみもなく Neither sighs・・・ / Nicholas Lanier ラニエ
アマリリ麗しAmarilli mia bella / Giulio Cacciniカッチーニ

《14-course archlute in G》
つかの間の音楽 Musik for a while / Henry Purcell パーセル
シャコンヌ Chaconne / Giovanni Zamboni ザンボーニ
高慢なまなざしQual squardo sdegnosetto / C. Monteverdiモンテヴェルディ


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